ニュースキンのタイトル維持に必要な考え方

ニュースキンのタイトル維持に必要な考え方

独立タイトルを保持する人がニュースキンビジネスを行う上で、要となってくるのが「いかにタイトルを維持していくか」ということ。本稿では、ニュースキンのタイトル維持に焦点を当て、そのコツや考え方について解説していきます。

ニュースキンビジネスにおいてタイトル維持は必要不可欠

実際にビジネスを行っている人にとっては基礎的な知識となりますが、ここで改めておさらいします。

ニュースキンビジネスにも独自のタイトル(ピンレベル)が設けられており、それぞれのタイトルを取得するには一定の条件(ノルマ)が決められています。

ノルマをクリアすることでタイトルが昇格していき、タイトルが上がるごとにボーナス額もアップしていきますが、そのタイトルを維持するのにも条件が課せられます。

さらにニュースキンならではの特徴といえるのが、ダウンライン組織の「ロールアップ」。

ロールアップを理解するには、ニュースキン社が採用するMLMシステムのブレイクアウェイ(のれん分け)を理解する必要があります。

例えば、自分から始まった組織にブランドレプリゼンタティブ(代理店)が存在する場合、ブランドレプリゼンタティブ(代理店)としての条件(毎月300,000円相当の流通)を維持する事ができずブランドメンバーに降格したとします。すると、ダウンラインのブランドレプリゼンタティブ(代理店)は、自分の直上のアップラインに移行されてしまいます。

要は、タイトル維持の条件を満たすことができないまま一定の猶予期間が過ぎてしまうと、タイトル降格だけでなく、自分が構築したダウンがアップに吸い上げられてしまうというシステムです。

つまり、ニュースキンビジネスを行う上で、タイトル維持は最重要課題といっても過言ではないのです。タイトル維持ができずに降格してしまうと、そこからの挽回には多大な努力が必要となるため、ビジネスに見切りをつけざるを得なくなるケースもあります。

ニュースキンの報酬システムVELOCITY(ベロシティ)

では、ここから改めてニュースキンの報酬システムについて説明していきましょう。ニュースキンの報酬システムはVELOCITY(ベロシティ)とも呼ばれますが、下記の3種類があります。

  • シェアリングボーナス:自身が直接勧誘したブランドメンバー(ビジネス会員)やショッピングメンバー(消費者)が、製品を購入した金額に基づいて与えられるボーナス。
  • ビルディングボーナス:自分のグループ全体の売上によって与えられるボーナス。タイトルがブランドレプリゼンタティブ(詳しく後述)以上にならなければ、得ることができない。
  • リーディングボーナス:自分の下に、売上が高いダウンのグループを構築すると与えられるボーナス

基本として知っておかなければならない概念として、1ヵ月単位の売上がポイント(SV:セールスボリューム)として換算される点です。ポイントの種類には、PSV(パーソナルセールスボリューム:自身や自分が勧誘したショッピングメンバー(消費者)が購入した金額をポイントとして換算したもの)GSV(グループセールスボリューム:グループの各ブランドメンバー、ショッピングメンバーのPSVを合計したもの)があります。

また、ボーナス計算やタイトル維持・昇格を決める単位として「ブロック」という概念が適用されます。

シェアリングブロックビルディングブロックの2種類があり、シェアリングブロックは自分の第一階層のダウンからなるグループから得られたポイント(自分が購入した分を含まない)から計算されます。500ポイント=1ブロックという単位になります。

ビルディングブロックは、第一階層よりも下の階層のダウンも含めたグループから得られたポイントから計算されます。こちらは自費購入分も含めたグループ全体の合計ポイントから計算され、こちらも500ポイント=1ブロックという単位となります。

タイトル維持の条件がどのように課せられているかというと、例えば、ブランドレプリゼンタティブのタイトル維持条件は、ビルディングブロック数が毎月4ブロック(2,000GSV)が必要になっています。

ニュースキンのタイトルと、それらの維持条件

ここまで、タイトル維持の重要性と報酬システムのおさらいをしてきました。ここからは、それぞれのタイトルについて、その維持条件も含めご紹介します。※以前のタイトル名のほうが覚えやすいため、併記しています。

1.ブランドメンバー(旧:ディストリビューター)

ニュースキンビジネスを始める際のスタートラインとなるタイトルです。

ニュースキンビジネスをやっている人の多くがこのランクにいるのが現状ですが、ボーナス額も数千円と低いため、ビジネスとして続けるのであれば、いち早くランクアップしたいところです。

ブランドメンバー

ブランドメンバー タイトル条件

ブランドメンバーとして登録済みであること

2.ブランドレプリゼンタティブ(旧:エグゼクティブ)

ブランドレプリゼンタティブのタイトルを獲得すると、ビルディングボーナスが取得できるようになります。平均ボーナスもグッとアップするので、ビジネスとしてはここからがスタートラインといってもよいでしょう。

タイトル獲得には、ブランドレプリゼンタティブ資格申請が必要で、申請条件として、ビルディングブロック2ブロックを満たしている必要があります。

ニュースキンビジネスをやっている全体の人数の中では、ブランドメンバーに継いで割合の多いランク。多くの人にとって、まずはじめに超えるべきハードルともいえます。

ブランドレプリゼンタティブ

ブランドレプリゼンタティブ タイトル条件

獲得条件

資格申請期間となる最長6カ月以内に、4シェアリングブロックを含む12ビルディングブロックを達成すること。また、申請期間内は毎月2シェアリングブロックを下回ってはいけない。

維持条件

毎月4ビルディングブロック(300,000円の売上に相当)を維持

3.ブランドパートナー(旧:ゴールドエグゼクティブ)

ブランドパートナーのタイトルを獲得すると、リーディングボーナスが取得できるようになります。ニュースキンビジネスを副業ではなく本業にしていこうと思っている方は、ブランドパートナーに昇格するのは必須課題といってもよいでしょう。

ブランドパートナー

ブランドパートナー タイトル条件

獲得条件

直下のダウンにブランドレプリゼンタティブを一人育成

ブランドパートナーの獲得条件
維持条件

毎月4ビルディングブロックを維持(ブランドレプリゼンタティブ維持条件と同様)

4.シニアブランドパートナー(旧:ラピスエグゼクティブ)

ここからは、だんだんと昇格できるパーセンテージも少なくなりますが、取得できるボーナス額も、少しずつ本業と呼ぶにふさわしい形になっていきます。

シニアブランドパートナー

シニアブランドパートナー タイトル条件

獲得条件

直下のダウンのうちブランドレプリゼンタティブを2人育成

シニアブランドパートナーの獲得条件
維持条件

毎月4ビルディングブロックを維持(ブランドレプリゼンタティブ維持条件と同様)

5.エグゼクティブブランドパートナー(旧:ルビーエグゼクティブ)

タイトル獲得条件は難しくなってくる一方で、生計を立てられるほどのボーナスを獲得できるようになり始めるランクです。

エグゼクティブブランドパートナー

エグゼクティブブランドパートナー タイトル条件

獲得条件

直下のダウンのうちブランドレプリゼンタティブを3人育成

エグゼクティブブランドパートナーの獲得条件
維持条件

毎月4ビルディングブロックを維持(ブランドレプリゼンタティブ維持条件と同様)

6.ブランドディレクター(旧:エメラルドエグゼクティブ)

さらに平均ボーナス額が大幅にアップするタイトル。ニュースキンビジネスにおいて多くの人が「成功者」という認識を持っているのが、このブランドディレクターのランクです。

ブランドディレクター

ブランドディレクター タイトル条件

獲得条件

直下のダウン4人をブランドレプリゼンタティブに育成するだけでなく、10,000ポイントの売上を出せるチームを1つ構築

ブランドディレクターの獲得条件
維持条件

毎月4ビルディングブロックを維持(ブランドレプリゼンタティブ維持条件と同様)

7.シニアブランドディレクター(旧:ダイヤモンドエグゼクティブ)

タイトル獲得の条件も厳しくなりますが、それに見合った高額のボーナスが取得できるランク。

シニアブランドディレクター

シニアブランドディレクター タイトル条件

獲得条件

直下5人のブランドレプリゼンタティブ育成に加え、10,000ポイントの売上・20,000ポイントの売上を出すチームを1チームずつ構築

シニアブランドディレクターの獲得条件
維持条件

毎月4ビルディングブロックを維持(ブランドレプリゼンタティブ維持条件と同様)

8.エグゼクティブブランドディレクター(旧:ブルーダイヤモンドエグゼクティブ)

ニュースキンビジネスにおいて、公開されている報酬額の中では最高ランクとなるタイトルが、エグゼクティブブランドディレクターです。

エグゼクティブブランドディレクター

エグゼクティブブランドディレクター タイトル条件

獲得条件

直下6人のブランドレプリゼンタティブ育成に加え、10,000ポイントの売上・20,000ポイントの売上・30,000ポイントの売上を出すチームを1チームずつ構築

エグゼクティブブランドディレクターの獲得条件
維持条件

毎月4ビルディングブロックを維持(ブランドレプリゼンタティブ維持条件と同様)

9.プレジデンシャルディレクター(旧:チームエリート)

ニュースキンビジネスにおいて最高ランクとなるタイトルが、プレジデンシャルディレクター。その報酬額は公開されていないものの、ニュースキンの最高報酬者の年収は約20億円にも上ると言われています。

プレジデンシャルディレクター

プレジデンシャルディレクタータイトル条件

獲得条件

直下6人のブランドレプリゼンタティブ育成に加え、10,000ポイントの売上・20,000ポイントの売上・30,000ポイントの売上・40,000ポイントの売上を出すチームを1チームずつ構築

プレジデンシャルディレクターの獲得条件
維持条件

毎月4ビルディングブロック(300,000円の売上)を維持

ニュースキンタイトル維持の秘訣とは?

タイトルの維持条件が分かったところで、ここからは、タイトル維持の秘訣について解説していきます。

タイトルを維持するということは、ボーナスを稼ぐということに直結します。しかしながら、例えばニュースキンの報酬プランにあるシェアリングボーナスは、商品を販売することで誰もが比較的簡単に得られる報酬ではあるのですが、シェアリングボーナスの獲得だけに頼っていては、タイトル維持は難しいのが現状です。

自分で仕入れて流通させるには限界が

自分で仕入れて流通させる(商品を販売する)となると、自分で築いた人脈が頼りになります。しかし人脈には限界がある上に、タイトル維持やランクアップにかかる条件をクリアするとなると、1人で商品を仕入れ販売するのでは到底追いつきません。

ダウンをいかに増やすかが要

タイトル昇格や維持条件を満たすためには、直下のダウンを構築し、グループ単位でビルディングボーナスやリーディングボーナスを獲得していくのが得策です。

そのためには、ダウンをいかに増やしていくかが要となります。

タイトル維持のためのダウンの増やし方

まずは、ダウンを増やしていくための勧誘の流れを把握しておきましょう。

  1. 知り合いをリストアップし(目安:100人)、ターゲットを絞る
  2. アポイントを取る
  3. セミナーに誘う・アップの人につなぐ
  4. ビジネスの紹介や勧誘
  5. 契約(クロージング)

ここでポイントとなるのは、ターゲットの絞り方や勧誘の仕方です。大きく2つの方法があり、それぞれに押さえておくべきポイントがあります。

口コミでの勧誘

リストアップした100人の中から、ターゲットを絞って声をかけるのですが、ターゲットを選ぶ基準としては、

  • 一緒にビジネスをする上で信頼できるまじめな人
  • よいものを素直に受け入れられる人
  • 商品の品質にこだわるタイプに人
  • 環境問題などへの意識が高い人

などに着目してみましょう。特にニュースキンの商品は、品質の良さや環境への配慮が感じられるものが多いので、そういった意識が高そうな人には興味を持ってもらえそうです。

また、アポイントを取って会う際は、身だしなみを整え、丁寧な言葉遣いを心がけるようにしましょう。久しぶりに会う知人なら、自分の話よりもまずは相手の話を聞く姿勢が大切。そこから徐々に、相手に取ってニュースキンビジネスが必要か?ニーズを探っていく必要があります。ニーズが見いだせたら、セミナーやアップへの紹介に誘いましょう。

MLM企業に対しては、良いイメージを持たない人もいますので、ニュースキンビジネスに興味があるかないかは大切なポイントです。興味がない人をいくら誘っても、暖簾に腕押しとなるだけでなく、関係が悪化してしまうことにもなりかねません。会話の中で相手が興味があるかどうか、ニーズが見いだせるかどうかが鍵となり、そこが口コミ勧誘の難しいところでもあります。

インターネットを活用した勧誘

口コミ勧誘の難しさもあり、最近の勧誘活動は、インターネットを活用する方法にシフトしている傾向にあります。

特に昨今目立つのが、SNSの活用です。SNSは、マーケティング能力が非常に高いツールと言えます。「誰にニュースキンビジネスのニーズが見いだせるか?」「自分が発信する情報に対して、誰が興味を持っているのか?」といったことを、声をかけずに探ることができるのが大きなメリット。

興味がありそうな人、ニーズが見いだせそうな人にターゲットを絞って、メルマガを配信したり、セミナーの誘いをかけることができます。断られるストレスが減り、ターゲットを探す手間や時間・費用を大幅に節約できるのが、インターネットを活用した勧誘方法の大きなメリットです。

ニュースキンビジネス勧誘の際の注意点

口コミ・インターネットどちらの勧誘方法においても言えることですが、ニュースキンビジネスへの勧誘については、特定商取引法や薬機法に準じたいくつかの注意点があります。

  • 勧誘の際は、統括者の指名・自分の氏名・販売業者:ニュースキンの情報を伝えること
  • 勧誘の際は、ニュースキンビジネスへの勧誘であることを明確に伝えること
  • 勧誘の際は、ビジネス内容を明確に伝えること
  • 相手の意志に反した長時間拘束の禁止
  • 承諾なしにメールを送ったり、しつこい勧誘を繰り返すことの禁止
  • 商品紹介の際に“確実な効果”を謳うことの禁止
  • 商品紹介の際に実証値以上の効果・効能を謳うことの禁止

これらのことを心に留めて、勧誘活動を行いましょう。

ダウン獲得に加え考えておきたい過剰在庫への対処法

お伝えしてきたように、タイトル維持のためにはダウンを増やしていくことが大切ですが、一方で、過剰在庫への対処法についても考えておく必要があります。

ニュースキン製品を流通させるためには最低限の在庫が必要ですが、中にはタイトル維持のために、過剰な自費購入を重ねてしまうケースも少なくありません。

過剰在庫の現金化に焦るあまり、安易にフリマサイトへの転売に講じてしまう人も増えていますが、そもそも転売行為は、ニュースキンが定めるコンプライアンス違反に該当します。身バレのリスクや転売にかかる時間と手間、正規販路への影響を考えると、そこに労力を割くのは得策とはいえないでしょう。

在庫の解消にはMLM製品買取専門店がおすすめ

安全かつスピーディーに在庫を処分することは“流通の拡大”や“メンバーの育成”という、本来のビジネス業務をスムーズに遂行する上でも重要なポイントといえます。

そこでおすすめしたいのが、MLM製品買取専門店の利用。MLM企業の規約や動向を熟知し、それに配慮した買取を行っているので、より安全な取引が可能です。いざというときに信頼できる買取専門店を見つけておくことで、在庫への対応も安心です。

ニュースキンのタイトル維持にはダウンの構築と買取専門店の上手な活用が鍵

ニュースキンのタイトル維持は決して楽なことではありませんが、セールススキルに加え、ダウンを獲得するコツを習得することで、突破口が見えてくるはずです。ポイントを押さえた地道な努力をコツコツと重ねることが、結局はビジネス成功の近道となるでしょう。

一方で、どうしても発生してしまう在庫の対応は、MLM商品買取専門店の「ベストケアオンライン」にお任せください。高価買取・秘密厳守の実現に加え、全商品査定なしで高価買取予約が可能な、独自の「ポイント買取制度」のサービスも実施。ベストケアオンラインなら、在庫のお悩みを丁寧かつスピーディーに解決できます。