アムウェイに興味がある方へそのビジネスモデルについてご紹介します

アムウェイに興味がある方へそのビジネスモデルについてご紹介します

アムウェイという言葉は良く耳にしますが、詳しいビジネスモデルを知る機会は少ないですよね。

この記事では、アムウェイに興味がある方に向けてアムウェイのビジネスモデルと営業する際の注意点についてご紹介します。

アムウェイのビジネスモデルとは

アムウェイとはアメリカで誕生した日用品メーカーで、世界に100ヵ国に進出しています。

アムウェイは一般的な企業とは何が異なるのでしょうか。

アムウェイの最大の特徴はダイレクト・セイリングの仕組みです。

ダイレクト・セイリングとは、製品使用者の口コミを通して、アムウェイやディストリビューターが消費者に直接商品を販売する手法です。

この手法では卸業者や小売店を通さないため、中間手数料が発生しません。その代わりに、製品が販売された際には、販売したディストリビューターにボーナスを還元しています。

では、さらにダイレクト・セイリングについて詳しく見ていきましょう。

通常の製造業は小売の機能を有していません。そのため、製品を生産した後は卸業者や商社に商品を引き渡します。

引き渡された商品は、いくつかの卸業者を経て、スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売の店頭に並べられます。消費者はテレビのCMなどの広告を見て、それらの商品を認知し購入するでしょう。

一方で、アムウェイは自社やディストリビューターを通じた直接販売を行っています。また、テレビのCMや広告を打つことはありません。ディストリビューターや商品使用者の口コミによって、新たな消費者を獲得していきます。

中間業者が存在しない点や商品の販促に広告を使用しない点が、通常の企業とアムウェイの大きな違いでしょう。

ディストリビューターのボーナスとは

前述した通り、アムウェイは中間手数料や広告費を削減して余った予算をボーナスとしてディストリビューターに還元しています。この還元率はディストリビューターのランクによって異なっており、最高ランクに達する人は年収が1億円を超えています。

では、どの様な基準によってランクが決まってくるのでしょうか。

アムウェイの還元率は成績別ボーナスとリーダーシップボーナスの2つで構成されています。それぞれの仕組みについて詳しく見ていきましょう。

まずは、成績別ボーナスです。成績別ボーナスとは、ポイントのキャッシュバック率を決める指標のことです。

例えば、月間150万ポイントを集めると、還元率は21パーセントです。現金にすると150万×0.21のため31万5千円ですね。月間3万ポイントであれば、還元率は3パーセントのため、9千円のキャッシュバックになります。

では、このポイントはどの様に集めるのでしょうか。

ポイントは、アムウェイ製品すべてに付与されており、製品を販売や購入をするごとにポイントを貰えます。例えば、アムウェイの台所用洗剤を1,430円で販売すると、1,020ポイントが貰えますね。

このように月間のポイントを集めることで、キャッシュバック率を高めていきます。そして、キャッシュバック率が21パーセント、ポイントが150万ポイントに達するとリーダーシップボーナスが付与される様になります。

リーダーシップボーナスを詳しく見ていきましょう。リーダーシップボーナスとは、独立グループの売上の中から4パーセントを貰う権利のことです。

自身のグループから150万ポイントを稼ぐ人材が輩出され場合、その人物が率いるグループは独立します。そして、この独立したグループの売上があなたの報酬の一部になります。

このようにディストリビューターの報酬は、自身の集めたポイントから得られる労働収入とグループを育てることで得られる権利収入で構成されています。

アムウェイの製品を販売することで人間関係が壊れることはあるのか

アムウェイのビジネスモデルは、人から人へ輪を広げることで収入が得られる仕組みです。このビジネスモデルから、無理な製品の販売やノルマによって人間関係が壊れるのではないかと心配する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、アムウェイの製品を販売することでこうした問題が起こる可能性はほとんどありません。なぜならアムウェイの製品の販売にはノルマが課せられていないからです。

アムウェイの製品を利用し、本当に価値があると思った物のみを知り合いにおすすめしましょう。ご自身が良いと思った物であれば、相手に不快感を与えることも、ご自身が無理に販売している気持ちになることもないでしょう。

仮に、アムウェイの販売によって人間関係が壊れたとしたら、それは販売の仕方に問題があることが考えられます。

例えば、ある営業マンが月の新規契約数のノルマを何とか達成するために、顧客に商品を売り込んでいるとします。営業マンは契約を取るために、自社のサービスや商品の良さを事実以上に誇張して販売し、顧客はそれに満足して契約を結びます。購入した顧客は、営業での話の内容と製品の品質の差に気が付き、騙されたと感じるでしょう。営業マンは、それが原因で顧客の信頼を失うかもしれません。

このように、自身の報酬を優先したために無理な営業を行うと、人間関係に亀裂が生まれることもあります。ご自身が営業される際には、この点に十分に注意しましょう。

まとめ

今回はアムウェイのビジネスモデルと営業の注意点についてご紹介しました。ぜひこの記事を参考にアムウェイの製品やビジネスモデルを上手く利用してみてください。

尚、上記の情報は2020年7月時点の物です。